銀座が社用族の溜まり場となる中、赤坂は
政界、財界の夜遊びの中心になりました。
Kaisuの元となった旧料亭『島崎』にも多くの著名人が通ったとのこと。
赤坂の歴史は、徳川家康の入府にさかのぼります。江戸城の造営に伴い、大名や旗本が置かれたのが赤坂でした。明治に入って旗本が軍人や役人、そして京都からの公家に入れ替わると、赤坂に花柳界が本格的に隆盛。昭和20年の空襲で全てが焼き野原となった赤坂でしたが、戦後復興とともに花柳界も見事に息を吹き返し、有名料亭を中心として多くの財界、政界、映画スターで賑わいました。この頃、旧料亭「島崎」のオーナーはまず銀座7丁目でバーをオープン。その直後に「島崎」をスタートさせました。この頃、赤坂プリンスホテル、ニューオータニ、ヒルトンホテル、ホテルオークラなどのホテルが一気に誕生。外国人のビジネスマンと政財界人の集まる街となります。また次々とナイトクラブやディスコがオープン。まさに東京の新しい文化とビジネスの中心となり、昭和30年
から50年代までは東京を象徴する場所となりました。その後のバブル経済の崩壊や都内の再開発が進む中、赤坂の花柳界もひっそりと姿を消して行きます。しかし今、60年の時を経て、世界中から人々が集う場所へ改めて生まれ変わります。六本木や青山にも程近いその場所には、日夜、様々なバックグラウンドを持った世界中の人々が集います。そこでは、さりげない会話を楽しんだり、あるいは新鮮な価値観や表現に触れ、全くの偶然に、一生忘れられない素敵な旅の1日を過ごすことになるかもしれません。そして、予想さえしなかったその特別な体験は、いつの間にか、新しく力強い人生へとあなたを誘ってくれていることでしょう。Kaisuは、旅を愛する人をいつでも待っています。